約7割が「理解できたものの難しい」 マイナポータル「利用規約」調査

GiRAFFE&Co. 「マイナポータルのSocialPentagonの解析グラフ」

 

 マイナンバーカード利用サイト「マイナポータル」の利用規約に関するアンケートで、規約を全て読んだ人の7割が「理解できた」と回答する一方で、「難しいところがある」とする回答もほぼ同じ7割に上っていることが分かった。

 同アンケートは、利用規約を分かりやすくするサービスサイト運営の「GiRAFFE&Co.」の関連会社であるcake(東京都千代田区)が10月29~30日、インターネットで実施。10~60代の246人から回答を得た。

 調査結果によると、マイナポータルの利用規約を全て読んだ人は75人(30.5%)。一部読んだ人は113人(45.9%)、読んでない人は47人(19.1%)だった。

 全て読んだ75人のうち「理解できた」は52人(69.3%)、「理解できない」は19人(25.3%)。「難しいところはある」と回答した人は49人(65.3%)。規約を全て読んだ人の約7割が理解に自信を持つ一方、同時にほぼ同数が「難しさ」を感じている状況が生じている。

 規約を読んでない47人、一部読んだ113人の計160人が「利用規約を読まなかった理由、全部読まなかった理由」として挙げた回答(複数回答)のうち、最も多かったのは「長くて読む気がおきない」(107人、66.92%)だった。次いで多かったのは61人の「面倒くさいと感じる」で38.15%を占めた。

 調査結果を発表したcakeは「利用規約一般が理解しにくいという根本的問題があることがアンケートから分かる」としている。

 

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