お母さん(右)と一緒にドレッシングを作り喜ぶ女の子=横浜市の日清オイリオグループ横浜磯子事業場、2024年4月21日

親子でドレッシング作り体験 横浜で日清オイリオ春まつり

 日清オイリオグループ(東京都中央区)は4月20~21日、植物油生産の主力工場「横浜磯子事業場」(横浜市磯子区)で各種イベントを通じて地域住民らと親睦を深める恒例行事「第39回日清オイリオ横浜磯子春まつり」を開催した。大勢の親子連れらが訪れ、親子でドレッシング作りに挑戦するなど春の休日を楽しんだ。

 2日目の21日に2回開かれた「手作りドレッシングワークショップ」には、計32組の親子らが参加し、和風、中華、レモンの3種類のドレッシング作りに挑戦した。小さな子どもは、お父さんやお母さんに手伝ってもらいながら、ごま油やオリーブオイルなどに、適量のしょうゆやお酢、砂糖、レモン汁、こしょうを加えて混ぜ、好みの味に仕上げていった。

 今回初開催のこのワークショップは人気で、参加者は抽選で選ばれた。娘と参加した横浜市の30代の母親は「娘と一緒にドレッシングを作りたかったので抽選に選ばれ良かった」と話した。娘さんに「うまくできた」と聞くと「うん」とうなずき、「夜ごはんで使いたい」とうれしそうに語った。

初めてのドレッシング作りに挑戦する親子

 

 息子と参加した30代の父親は「この春まつりには初めて来ました。このワークショップは初めてのドレッシング作りが体験できるので参加しました」と語り、息子さんは「うまくできたので、楽しかった。おうちに帰ってもう一回作ってみたい」と父親に話しかけていた。

 日清オイリオ横浜磯子春まつりは、工場稼働に対する地域住民の日ごろの理解に感謝して1982年から毎年開催。工場内の広場を主会場に親子らで楽しめるさまざまなイベントを開き、多い時で1万人以上訪れる地元磯子の春を彩る人気催事として定着。磯子消防署や磯子署、磯子区役所の地元行政機関もブースを出し、防災や防犯、ごみ分別などの行政課題を啓発する場として活用している。

ごみ分別への関心を高める狙いで行われた磯子区役所ブースの「ごみ釣り」体験。子どもたちは種類の異なるプラスチックや紙のごみなどを釣り上げて楽しんだ

 

 この春まつりは新型コロナウイルスが流行した2020~23年春は感染予防のため中止した。流行終了を受け23年秋に1日限定で復活開催。本来の形である「春の2日間開催」としては5年ぶりの実施だった。

 初日の20日は地元磯子区で活躍するダンスチームのパフォーマンスや神奈川県警音楽隊の「ドリル演奏」などが会場を盛り上げ、2日目の21日は「爆上戦隊ブンブンジャー」ショーや地元横浜のサッカーJリーグ、横浜F・マリノスのコーチによる「サッカー教室」などの子ども向け催事が、大勢の元気な子どもたちを喜ばせた。

ステージ上の子ども向けショー(右)を楽しむ大勢の親子連れ

 

 春の恒例行事となったまつりの中でも例年受講希望者が多いのが両日開催の人気イベント「食用油講座」。両日で計6回開き、抽選で選ばれた約360人が参加した。21日の初回の講座の講師は日清オイリオグループ・ホームユース開発課主任の岸健汰さんが務め、1924年に販売を開始した国産初のサラダ油「日清サラダ油」以降に販売してきたオリーブオイルやごま油、アマニ油、「かけるオイル」「味付けオイル」など数々の自社商品の特長を説明した。

 併せて今年2月に発売した新商品「日清ヘルシークリア」を例に、鮮度・風味などを損なう食用油の“大敵”である「酸化」の仕組みを、鉄やリンゴの酸化を具体例に分かりやすく解説。「日清ヘルシークリアは超微細な窒素の泡を油に吹き込んで油の中の酸素を追い出す製法を採用した。油の中の酸素が少ないため開封後に空気に触れても油の酸化が抑えられ、従来品より油のおいしさを保つことができる」と指摘した。

スライドを示して油の酸化を抑制する「100年目の新技術」を説明する日清オイリオグループ・ホームユース開発課主任の岸健汰さん(右奥)

 

 岸さんは「油の中の酸素をたくさん追い出す製法(ウルトラ酸化バリア製法)の開発により、油の中の酸素を20分の1以下に抑えることができた。開封後120日たっても風味は変わらない。調理時の嫌な臭いも抑えられる」と強調。日清サラダ油の発売から100年の節目に大幅な酸化抑制を達成した「100年目の新技術」の成果に胸を張った。

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