復興庁、福島の魚をPRするイベント開催 「常磐もの」の魅力伝え、風評被害を払拭

復興庁 「親子ヒラメ釣り大会」の様子

 

 復興庁は、福島沖の海域で捕れる「常磐(じょうばん)もの」と呼ばれる魚介類や、福島の海の魅力を知ってもらうイベント「福島のおさかなの魅力がたくさん!親子ヒラメ釣り大会&おさかな祭りin相馬!!」を8月7日に相馬港などで開催した。

 「常磐もの」は、茨城県と福島県の沿岸海域で取れる魚介類のことで、この地域は暖流と寒流がぶつかるため、栄養豊かな水産物に恵まれているという。今回のイベントは、東日本大震災後、福島県産の魚に関する風評の影響が出たことから、払拭を目的として全国に「常磐もの」の魅力を発信することに加え、釣りを通じた観光客の誘致を図ろうと企画。復興庁が、現地で今回のような一般参加型のイベントを行ったのは初めてだという。

 第1部は、親子で釣りを楽しみ、福島の海の魅力を実感してもらう「親子ヒラメ釣り大会」を実施。松川浦の釣り船3隻をチャーターし、事前募集で選ばれた親子、12組31人と、釣り番組に出演している晴山由梨(はれやま・ゆり)さんらも参加し、相馬沖でヒラメ釣りに挑戦した。

 第2部は、お笑いタレントの小島よしおさんをゲストに、福島の海と魚の魅力を伝える「おさかな祭りin相馬!!ステージイベント」を相馬復興市民市場(浜の駅松川浦)で開催。小島さんと相馬双葉漁業協同組合、福島県水産海洋研究センター、ホテル・旅館の関係者らが登壇し、トークショーなどを行った。

 

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