サントリー美術館「虫めづる日本の人々」 7月22日から、伊藤若冲の作品など展示

サントリー美術館 「虫めづる日本の人々」

 

 サントリー美術館(東京都港区)は、大勢の人々が虫に親しんだ江戸時代の虫の絵を中心にした展示会「虫めづる日本の人々」を7月22日から開く。9月18日まで。

 江戸時代の画家・伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう、1716~1800)の1790年ごろの作品「菜蟲譜(さいちゅうふ)」(展示期間は8月9日~9月18日)などを展示する予定。菜蟲譜は佐野市吉澤記念美術館(栃木県佐野市)のコレクション。同館ホームページの解説によると、昆虫や爬虫(はちゅう)類などが約60種類描かれている。昆虫や爬虫類はいずれも「どこかユーモラスな姿」に描かれ「若冲の慈しむような視線」が感じられるという。

 サントリー美術館は「江戸時代に入ってからは、本草学の進展や、古画学習、俳諧など文芸の影響で、草虫図という範疇(はんちゅう)には収まらない多彩な虫の絵が生み出された。江戸時代をピークの一つとする日本の虫めづる文化は、長きにわたって育まれており、本展では特に江戸時代に焦点をあて、中世や近現代の虫めづる日本の人々の様相に触れつつ、虫と人との親密な関係を改めて見つめ直す」としている。

 入館当日券は、一般1500円、大学生・高校生1000円。中学生以下は無料。前売券は一般1300円、大学生・高校生は800円。 前売券は7月21日まで販売する。購入はサントリー美術館など。詳細はサントリー美術館ウェブサイト。

 

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