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高価格帯ブランドを刷新 信州ハム「軽井沢工房」、長野県産豚にこだわり

 信州ハム(長野県上田市)はハム、ソーセージの高価格帯ブランド「軽井沢工房」を刷新して11品目をそろえ、長野駅ビルにある「MIDORI長野店」と、軽井沢駅の「軽井沢ステーションショップ」の2店で、このほど売り出した。

 原料の豚肉を、米国産から長野県産に切り替えた。長野県農協直販(長野市)から調達する豚肉を使用し、油のうまみや肉質の柔らかさを上げた。これまでほぼ手作りだった製法を工場産に改めて量産し、「信州産」をアピールしてオンラインショップや、東京など長野県外での販路開拓を図る。

 軽井沢工房は2004年に軽井沢町に本店がオープンし、商品展開もスタートした。12年からは製造に、ドイツで修行を積んだ職人も加わったが、年間生産量は1トン程度にとどまっていた。

 信州ハムは今年4月、ブランドと同名の独立会社を軽井沢町に設立。堀川善弘信州ハム社長は「軽井沢工房」について「長野県の農家の方が一生懸命作っている豚肉にこだわり、ブランドとしてより成長させたい」と説明する。

 5月16日には軽井沢町で発表会を開き、軽井沢工房のソーセージやハムを、軽井沢プリンスホテルのシェフが料理し、関係者が試食した。

 席上、新会社の社長となった信州ハムの中村昭彦営業本部長は「長野県産の豚を使った商品を充実させることは、わたしたちの夢だった。生産量を増やし大きく羽ばたきたい」と述べた。


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