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大河ドラマ「麒麟がくる」にも登場した工房で鍛冶体験を 滋賀県が「シガリズム」で紹介

「鍛冶屋まちづくり鍛冶工房」の皆さん(右から2人目が草野武さん)

 

 滋賀県は“心のリズムを整える新たなツーリズム”「シガリズム」の体験型観光コンテンツとして長浜市の鍛冶体験を紹介している。

 滋賀県によると、長浜市は戦国時代に羽柴秀吉(豊臣秀吉)が拠点を置き、城下町を発展させたとして知られ、長浜市の中心部から山間に入ったところにある鍛冶屋町は、鍛冶で栄えたという。

 鍛冶体験を提供しているのは、長浜市有形民俗文化財指定の「萬右鍛冶小屋 (まんよかじごや) 」。この地域で生産された槍は「草野槍」と呼ばれ、実戦武器用として使用され、明治時代には農具を作る野鍛冶へと形態を変え技術を継承し、当時100軒近くの鍛冶が軒を連ねていたという。昭和中期に多くの鍛冶小屋が廃業する中、実際に使える鍛治小屋として残る「萬右鍛冶小屋」は、2020 年に放映されたNHK 大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」で鉄砲鍛冶の話の中で鍛冶場としても登場した。

 「萬右鍛冶小屋」では、地元で生まれ育った草野武さんをはじめとする「鍛冶屋まちづくり鍛冶工房」のメンバーにより、戦国時代から伝わる鍛治技術を活用した槌(つち)打ち体験とペーパーナイフづくりを体験することができる。

 「槌打ち体験とペーパーナイフづくり」は、赤くなるまで熱した五寸釘を何度も打つことでペーパーナイフの形に変えていき「世界に一つだけのペーパーナイフを作ることができる」という。所要時間は、90〜120分。料金(大人・小学生以上の子ども)は 5000 円。槌打ち体験のみ(2000円)もある。

 


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