阪神高速道路は、構造物の長寿命化に向けた「高速道路リニューアルプロジェクト」の一環として、4号湾岸線の「貝塚～りんくうJCT」間で、上下線終日通行止めによるリニューアル工事を11月15日（火）午前4時～11月25日（金）午前6時の期間で実施する。
4号湾岸線（貝塚～りんくうJCT）は、1994年の開通から約28年間、一度も通行止めを行う大規模補修工事を実施してこなかったため、ポットホール（穴ぼこ）など舗装損傷が顕在化しており、その都度、応急的な車線規制工事による補修を繰り返していたという。
リニューアル工事では、橋桁に支えられた路面の下にある鋼床版の疲労耐久性の向上を目的に、鋼繊維コンクリート舗装（SFRC舗装）やコンクリート床版の高性能床版防水の実施など、構造物の補強工事を行う。さらに舗装全面打ち換え、伸縮継手の補修、超高輝度反射シートを採用した標識板への取り換え、機械設備の更新なども行う大規模補修工事としている。
また阪神高速道路は、通行止め期間中に4号湾岸線南行の通行止め端末となる貝塚出口付近と、一般道の大阪臨海線や国道26号が迂回（うかい）によって渋滞が発生する可能性があるとした上で、公共交通機関や迂回ルートの利用、利用時間帯の変更など理解と協力を呼びかけている。
・交通影響の予測などの情報を提供する「リニューアル工事特設サイト」：https://www.hanshin-exp.co.jp/renewal/wangan2022/
