福井県永平寺町で創作活動するアーティスト募集 「禅文化」に触れての作品制作や研究を支援

ふくいArts Center and Residenceプロジェクト実行委員会 「無償提供される一戸建て住宅」

 

 福井県などでつくる「ふくいArts Center and Residenceプロジェクト実行委員会」(事務局=福井県交流文化部文化・スポーツ局文化課)は、禅寺・永平寺がある同県永平寺町内に滞在し、創作・研究活動を行う「アーティスト・イン・レジデンス」(AIR)に参加するアーティストを2023年8月15日まで募集している。

 県によると、永平寺町は人口約1万8000⼈の福井市に隣接した町で、曹洞宗大本山永平寺があり、「禅の里」として知られている。県や町などは「ZEN AIR」と題し、「禅文化」に着目したアーティストや研究者の活動を支援するため、活動費や滞在費を助成する事業を展開する。

 募集するのは2組。国籍や芸術・研究分野は問わない。「20歳以上のアーティスト、研究者、キュレーターで、日本語または英語での意思疎通ができること」が条件。滞在プログラムは「制作コース」と「リサーチコース」の2コースあり、どちらかを選択。23年9月1日から同年12月20日までの間、制作コースは最短60日間、最長90日間、リサーチコースは最短20日間、最長90日間、永平寺町で活動する。

 実行委は、滞在・制作拠点として町内の民泊施設と一軒家を無償で提供する。審査員は窪田研二氏(インディペンデントキュレーター・ZEN AIRディレクター)、橋本梓氏(国立国際美術館学芸課主任研究員)、湊七雄氏(美術作家・福井大学教育学部教授)。

  実行委は「アーティストらは禅文化に触れ、禅や地域についてリサーチしながら制作・研究し、活動を通じて制作した作品や研究成果を発信してほしい」としている。

 

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