7月から国際芸術祭「東京ビエンナーレ2023」開催 まちを舞台に各種プロジェクト、テーマは「リンケージ」

「東京ビエンナーレ2023」

 

 東京のまちを舞台に2年に1度開催する国際芸術祭「東京ビエンナーレ2023」(主催・東京ビエンナーレ)が夏会期と秋会期に分けて実施される。主催者はこのほど主な注目プロジェクトを公表した。

 会場は東京都心北東エリア(千代田区、中央区、文京区、台東区)の歴史的建築物、公共空間、学校、店舗屋上、遊休化した建物など。入場無料(一部プログラムは有料)。

 開催2回目となる今回のテーマは「リンケージ つながりをつくる」。主催者は「リンケージ(Linkage)とは、関係性=つながりを意味し、ユニークかつ多彩な文化の地層を持つ都市・東京に、アートという自由な視点がどのような『つながり』を見いだしたのか、見てほしい」としている。

 夏会期は7〜9月で、「『プロセス公開』として、作品が生み出される現場や過程にさまざまな形で参加可能」と説明。秋会期 の9月23日〜11月5日は「『成果展示』で、完成した作品をめぐり東京都心を街歩き」をコンセプトにしているという。

 主催者は注目プロジェクトとして、いくつかの概要を公表。「ジュエリーと街 ラーニング」(神田・湯島・上野・御徒町エリア)は、人間に一番身近なクリエーション「ジュエリー」の再発見、再創造をめざすプロジェクト。御徒町から外神田の街並みに専門店、職人を訪ね、貴金属や宝石の多様性を知るといった「参加者自身が行動し、学んで楽しむプロジェクト」だという。

 「超分別ゴミ箱2023」(本郷・水道橋・神保町エリア)は、分別と再使用・再生利用の重要性が高いプラスチックという素材に焦点を絞り、メディア・アーティストの藤幡正樹氏を中心とする参加者が、ワークショップや展示という形態での交流と表現の活動をする計画。

 このほか、「わたしたちは顔のYシャツ」(神田・湯島・上野・御徒町エリア)や「パブローブ:100年分の服」(神田・湯島・上野・御徒町エリア)といったプロジェクトも紹介している。詳細は公式ウェブサイト。

 

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