岩手日報に“新入社犬” 来春の「災害救助犬」資格取得を目指す

「つる」と同期の新入社員

 

 岩手日報社(盛岡市)は4月3日、災害救助犬候補のジャーマンシェパード「つる」(雌2歳)の入社式を同社のホールで行った。

 同社は東日本大震災から11年となる2022年3月11日に「育てよう 災害救助犬プロジェクト『いわてワンプロ』」をスタートし、救助犬の認知度を高めるため、紙面で特集をしたりイベントを開催したりした。プロジェクト2年目となる今年からは本格的な救助犬育成の支援を手がける。

 「つる」はNPO法人災害救助犬ネットワークに所属する指導手の四戸正子さん(盛岡市)、訓練士の伊藤陽子さん(雫石町)とともに入社式に出席した。「つる」は同期となる岩手日報の新入社員9人とともに写真撮影し、取材した記者らと名刺交換した。

 「つる」は今後、非常勤の試用社員として同社の「いわてワンプロ推進室」に所属し、四戸や伊藤さんの下で訓練する。今秋、災害現場には出動できないが災害救助犬のPR活動に従事する「災害救助犬広報犬」の資格を取り、来春、実際に災害現場に出動できる災害救助犬の資格を取るのが目標という。

 

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