全清飲が「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞 ペットボトル水平リサイクル推進で

全清飲 「令和4年度 資源循環技術・システム表彰」表彰式

 

 一般社団法人全国清涼飲料連合会(東京都千代田区、全清飲)はこのほど、清涼飲料業界のペットボトルリサイクルの取り組みが「令和4年度資源循環技術・システム表彰」(産業環境管理協会主催、経済産業省後援)の「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞した、と発表した。

 取り組み名は「清涼飲料業界としてのペットボトルのボトルtoボトル(水平リサイクル)推進」。清涼飲料販売の容器に占めるリサイクルしたペットボトルの比率(2020年は15.7%)を2030年に50%に引き上げる業界目標達成に向けた取り組みで、ペットボトルの排出・回収に関わる消費者や地方自治体ら関係者と連携し、全国各地でペットボトルのリサイクル活動を推進する。またリサイクル以外にも、ペットボトル事業者団体と連携し、ペットボトルの軽量化も目指す。50%達成目標は、ペットボトルの中間処理・再生業界への設備増強にもつながっているという。

 今回の受賞では、行政機関など多様な関係者と連携した業界全体の取り組みで二酸化炭素排出削減や海洋プラスチック対策などの実現に貢献していることや、製造からリサイクルまでを網羅したシステムの構築などが評価された、という。

 資源循環技術・システム表彰は1975年創設。廃棄物の発生抑制や使用済みの再使用、再生資源の有効利用に寄与した優れた事業や取り組みを表彰している。

 

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