前田妃奈さんが国際コンクールで優勝 バイオリン専攻の東京音楽大2年生

東京音大 前田 妃奈さん

 

 東京音楽大学(東京都目黒区)器楽専攻(バイオリン)2年の前田妃奈さんがこのほど、ポーランドで開催された「第16回ヘンリク・ヴィエニャフスキ国際バイオリン・コンクール」で優勝した。日本人の優勝は1981年の漆原啓子さん以来41年ぶりという。

 同コンクールは、若手バイオリン奏者の世界的登竜門。1935年から原則5年ごとに開かれている。前田さんの指導教員、原田幸一郎・東京音楽大特任教授は「前田妃奈さんは豊かな表現力と日本人には珍しい非常に強い個性を持ったバイオリニスト。ソロだけではなく、弦楽四重奏においても素晴らしい力を発揮できるまれに見る才能の持ち主。日本国内だけでなく、ヨーロッパや米国での活躍も期待している」と祝福した。

 また、東京音楽大の小栗まち絵特任教授は「ネット配信でどきどきしながら全ての演奏を視聴し、演奏に対するコンクール会場の聴衆の熱狂を身近に感じることができた。成長を続けて広い世界で幅広く活躍することを期待している」とコメントした。

 

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