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阪南大の産学共同研究プロジェクトが経産省の助成事業に 畜産農業のスマート化を推進

阪南大学×信栄工業 「畜産農業のスマート化のためのデータサイエンス共同講座」(イメージ)

 

 阪南大学(大阪府松原市)はこのほど、同大経営情報学部の松田健教授と信栄工業有限会社(長崎市)の産学共同研究プロジェクト「畜産農業のスマート化のためのデータサイエンス共同講座」が、研究費用の一部助成が受けられる経済産業省の産官学連携事業「令和3年度高等教育機関における共同講座創造支援事業費補助金」に採択された、と発表した。

 同講座は、畜産業・農業分野の課題解決を目指す人材の育成や地域産業を担う企業の創出などを目的に、最新技術を活用した畜産業・農業分野のスマート化を推進する取り組み。少子高齢化に伴う担い手不足などの解消を狙いに、牛の体温管理を非接触で行うシステムの開発などに取り組む。牛の体温管理は、牛の体内に器具を挿入して行っているため、牛にかかるストレスが懸念されているという。

 牛の体温管理データなどの取集データは、牛の飼育に積極活用するほか、阪南大経営情報学部「数理・データサイエンス・AI教育プログラム」の「数理統計学」の教材としても利用し、大学教育に生かす予定。講座には多くの畜産農家やITエンジニア、経営者らにも参加してもらい、畜産業・農業分野の小規模事業者の収益性向上を図る共同受注などの仕組みづくりも検討する、という。

 


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