「オリジナル弁当」開発などで協力 福井県と崎陽軒が協定締結

福井県×崎陽軒 「相互協力協定締結式の様子」(左から:野並社長、杉本知事)

 

 2024年春の北陸新幹線福井・敦賀開業を見据え、福井県(杉本達治知事)はこのほど、シューマイや駅弁製造販売の崎陽軒(横浜市)と、「福井オリジナルシウマイ弁当」の開発など、福井県の魅力発信と認知度向上を目指す相互協力協定を締結した。

 シウマイ弁当などを通して横浜のブランド力向上に貢献してきた崎陽軒の知見を、福井県の観光・食材コンテンツの発信力強化に生かそうと締結した。福井県によると、崎陽軒が都道府県と今回のような協定を締結するのは初めてという。

 福井県が、2024年春の北陸新幹線福井・敦賀開業をにらみ、首都圏に向けた同県の魅力発信強化を狙いに崎陽軒に協定締結を提案。崎陽軒側もシューマイを生かした地域創生に取り組んでいることから賛同し、連携して地域活性化やブランド力向上を目指す、という。

 具体的には、首都圏での福井県産食材を使用した弁当企画・販売のサポート▽福井県内飲食店事業者に向けたワークショップ開催▽地方創生や福井県の魅力発信、認知度向上に関する取り組み―の3分野で連携する。

 協定締結式で杉本知事は「福井は食の宝庫であり、福井の良さを知っていただき、新しい魅力をつくっていただければ」と話した。崎陽軒の野並晃社長は「神奈川、横浜エリアでも福井のことを知っていただく、取り組みを活発化させることで、相互の送客や誘客、関係人口の拡大に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

 

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