電気興業、「空調機内蔵アンテナ」を開発 大阪大で実証実験

DKK 「空調機内蔵アンテナ」

 

 電気興業(東京都千代田区)は、同社が開発した第5世代(5G)移動通信システム用の「空調機内蔵アンテナ」の実証実験を行う、と発表した。

 従来の屋内エリア用のアンテナは、天井などへの個別設置が必要で、室内の美観を損ねたり、工事が必要だったりという課題があった。そこで同社は、ダイキン工業(大阪市)の協力で、天井埋め込みカセット型空調機のコーナー部分に内蔵できる5G屋内エリア構築用アンテナを開発した。

 アンテナは、大阪大(吹田市)とダイキン工業が包括連携を結んで進めている大阪大箕面キャンパス(箕面市)でのスマートキャンパス化の実証実験の一部として設置する。

 大阪大は、NTTドコモ(東京都千代田区)が提供する各種の5Gソリューションを活用し、屋内の5G環境がもたらす新しいサービスや空調機内蔵アンテナの可能性を検証する予定だという。

 

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