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市職員の人材育成に民間の視点を 静岡県袋井市が「未来職員創作アドバイザー」選定

「袋井未来職員創作アドバイザー」に就任した南郷佑奈さん(中央)

 

 静岡県袋井市は、市職員の人材育成について民間の視点を活用しようと、このほど「袋井未来職員創作アドバイザー」を選定し、業務を委託した。

 袋井市は2021年に、目指す職員像や職場像など理想の姿をイメージし、人材育成を目指す「人材育成基本方針」を策定。市担当者によると「公務員の考えだけでなく、民間の取り組みや視点のアドバイスを得て、基本方針を見直すことにした」という。

 アドバイザー選定には、アナザーワークス(東京都渋谷区)が運営する、複業を希望する民間人と企業・自治体を結ぶマッチング・プラットフォーム「複業クラウド」を活用。36人の応募の中から選んだ。

 選ばれたのは、静岡県生まれの南郷佑奈(なんごう・ゆな)さん(35)。NTTコミュニケーションズやマイクロソフトなどで人事や働き方改革などを担当した経歴があり、現在、東京都内のIT企業に勤務している。

 2023年11月25日までの6カ月間、 市総務課に所属し、必要に応じて市役所に出勤し「目指す職員像」や「職員育成のための方策」などについてアドバイスを提供する。半年間のトライアルのため無償契約だという。

 


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