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修士卒研究職の新たな育成制度を開始 産総研、優秀な人材確保を目指す

「産総研修士卒育成モデル」

 

 産業技術総合研究所(産総研、茨城県つくば市)は、研究開発体制を強化するため、修士卒研究職の新たな育成制度を始めた。

 具体的には①大学との連携を強化し、共同研究などと一体となった博士号取得による高度な研究人材を育成②採用する修士卒研究職全員の博士号取得を業務と位置付け、取得にかかる費用を全額負担③育成責任者とメンター制度を導入し、修士卒研究職の成長を全面的に支援④新制度を在籍者へも適用ーが柱。

 産総研は研究職の採用規模を年々拡大しており、2022年度は約120人、23年度は約150人を採用、24年度以降も強化していく、としている。

 一方、産総研によると、日本の大学院博士課程の入学者は03年度をピークに減少傾向にあるという。そこで、優秀な人材を確保するため、23年秋以降、全ての研究領域で修士卒研究職の採用を始めたという。

 


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