農業と再エネの両立事業に挑戦 東急不動産ら12社が実証実験

「リエネソーラーファーム東松山」

 

 東急不動産(東京都渋谷区)やリエネ(同)、エクシオグループ(同)、オムロンソーシアルソリューションズ(東京都港区)ら12社はこのほど、埼玉県東松山市の実証施設「リエネソーラーファーム東松山」で、太陽光発電を使った、農業と再生可能エネルギー事業を両立させる実証実験を開始した、と発表した。

 太陽光発電施設を設置した地面を農地として活用する取り組みで、効率的な開発・運営手法の研究や、最適な発電量を確保するための検証、作物の生育データの収集・分析を通した収穫高や栽培品質に影響の少ない営農の実証など、さまざまな実証実験を行う。実証実験を通じてノウハウを獲得し、食料・農業課題の解決などに寄与していきたい、としている。

 また近隣住民や周辺農家、観光客が利用できるカフェや、作物の収穫体験などにも利用できるイベントスペースなども設け、地域と共生するプロジェクトも併せて行う。

 

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