Black Shamrock社がゲーム開発スタジオを拡張 アイルランド税制改正が奏功、80人の新規雇用創出

アイルランド政府産業開発庁 「Black Shamrock社」

 

 ゲーム開発を行うBlack Shamrock(本社アイルランド、ブラックシャムロック)は、アイルランド・ダブリン市にある新興企業支援組織「Guinness Enterprise Centre (GEC)」での業務拡張を発表した。Black Shamrockは今回の業務拡張により、80人の新規雇用を創出し、2023年末までに総人員を200人にするとしている。 これに伴い、現在同社ではアート、デザイン、エンジニアリング、プロダクションの分野で積極的な人材募集を行い、業務支援職の募集を開始する予定という。

 2015年設立したBlack Shamrockは、 PCと家庭用ゲーム機向けアクションアドベンチャーゲームなどに特化した開発スタジオで、2017年には独立系ゲーム開発会社大手のVirtuos(本社シンガポール、ヴァーチャス)が買収している。

 また、この発表を受けたアイルランド政府のレオ・バラッカー副首相兼企業・貿易・雇用大臣は、「ハイテク企業が人員削減を発表している今、特に喜ばしい」とした上で、「デジタルゲーム業界向けに最近導入した税制改正が功を奏している」と述べた。

 アイルランド政府産業開発庁日本代表デレク・フィッツジェラルド氏は「ゲーム開発企業がアイルランドを利用しているのは、若くて多様な労働人口、英語が公用語であること、惜しみない開発補助金や税額控除などが理由」だと述べている。

 

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