海上輸送活用の「モーダルシフト」が6倍に拡大 ヤマト運輸など、関東~九州間の一部をトラックからフェリーに

ヤマト運輸×東京九州フェリー

 

 ヤマト運輸(東京都中央区)と東京九州フェリー(北九州市)は、関東~九州間で始めた海上輸送活用の「モーダルシフト」の輸送規模が、2021年7月の開始当初に比べ6倍に拡大した、と発表した。

 モーダルシフトは、トラック輸送から鉄道輸送や海上輸送に切り替えること。環境負荷低減や輸送効率の向上などを目的に、欧州をはじめ世界の主要国で取り組みが推進されている。

 ヤマト運輸と東京九州フェリーは21年7⽉から、関東~九州間のトラック長距離輸送の一部を、東京九州フェリーの海上輸送に切り替え、横須賀港(神奈川県)~新⾨司港(福岡県)間でフェリー輸送を開始した。従来のトラック長距離輸送時に比べ、温室効果ガス排出量を推計値で年間約1400トン削減できた、という。

 両社は「フェリーによる海上輸送で協⼒し、さらなる環境負荷低減と輸送効率向上につなげることで、持続可能な社会の実現に貢献する」としている。

 

あなたにおススメの記事


関連記事

スタートアップ

スポーツ

ビジネス

地域

政治・国際

株式会社共同通信社