あいさつする住友生命高田幸徳社長

「スミセイアフタースクールプロジェクト」10周年記念イベント開催 小学生親子が「ダンス」や「けん玉」などのプログラムを体験

 住友生命保険相互会社(住友生命)と特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクールは6月10日、全国の学童保育等支援事業「スミセイアフタースクールプロジェクト」の10周年記念イベントを東京都内で開催。子どもたちと一緒に制作した、放課後を応援する歌「ともだちのWA!」と「ほうかごダンス」を発表した。

 スミセイアフタースクールプロジェクトは、住友生命が運営主体の特定非営利活動法人放課後NPOアフタースクールを支援し、全国の学童保育などをより楽しく、より成長できる場所とすることを目的に、2014年にスタートした。無償で行われている同プロジェクトは、これまでに400カ所、延べ1万4200人以上の子どもたちに「いのち」「健康」「未来」「夢」をテーマにした、医療体験、スポーツ、サイエンス、けん玉など17種類のプログラムを提供してきた。また、この取り組みは今年1月に文部科学省の後援事業として承認されたほか、2017年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)などさまざまな賞を受賞している。

 10周年記念のイベントは、住友生命の新東京本社が入居する東京ミッドタウン八重洲で開催され、併設されている中央区立城東小学校の約20組の親子を招待したほか、全国14カ所の学童保育などとオンライン接続し実施した。同プロジェクトで行われている「世界に広がる!けん玉」(講師・秋元悟氏)と、子どもたちと一緒にダンスの制作(振り付け)を担当した梶原未由氏を招いて「一緒に踊ろう!ほうかごダンス」が行われた。またオンライン会場では、「やってみよう!マジック!」(講師:つかっち氏)、「やってみよう!ボイパ!」(講師:ZU-nA 氏)のプログラムも同時開催した。

 けん玉教室がスタートすると、講師の秋元さんが登壇して、軽快なけん玉のパフォーマンスを披露した。そして秋元さんが、けん玉の技「大皿&小皿乗せ」を教えると、子どもたちは真剣なまなざしで練習を開始した。最後には、全員で「大皿乗せ」にチャレンジした。また、質問コーナーではけん玉に関する質問が次々に寄せられた。

秋元氏による華麗なけん玉のパフォーマンス
真剣にけん玉の練習をする子どもたち

 

 けん玉教室が終了すると、振付師・フリーダンサーの梶原未由さんによる「一緒に踊ろう!ほうかごダンス」のプログラムが行われた。「ほうかごダンス」は、10周年を記念して子どもたちと梶原さんが共創したダンスで、放課後を応援する歌「ともだちのWA!」にあわせて子どもたちが笑顔で踊っていた。

「ほうかごダンス」を参加者みんなで練習

 

 参加した子どもたちからは「今日やったことを学校でみんなに教えたいです」「ダンスの輪っかをつくるところが楽しかったです」「はじめて踊ったけど、楽しかった!」といった声が聞かれた。

 10周年記念イベントを終えて、住友生命ブランドコミュニケーション部長の藤田良仁さんは「これまで全国の学童保育に出張プログラムを提供してきたなかでは、途中コロナによって現地開催が制限されたこともありましたが、オンラインでプログラム提供をするなど工夫をしながら続けてきました。本日も子どもたちの笑顔が見られたことをうれしく思います。また、今後10月には、全国から集めた子どもたちの『踊ってみた』動画やコメント等をつなぎ合わせて制作するダンス動画を公開予定です。ぜひ楽しみにしてください」とプロジェクトについて思いを語った。

 また、同プロジェクトを運営する放課後NPOアフタースクール代表理事の平岩国泰さんは、「この10年間で、社会が小学生の放課後の過ごし方の重要性に目を向ける機会が着実に増えていると実感しています。この機運が一層確かなものとなり、全国の子どもたちの放課後がより楽しく、より成長できる時間となるよう、本プロジェクトを通して引き続き取り組んでいきたい」と抱負を寄せた。

 年間50カ所にプログラムの提供を行っている同プロジェクトは、現在、今年度の第2次応募を8月31日まで受け付けている。また、10周年記念の特設ウェブサイトでは、全国から「ほうかごダンス『ともだちの WA!』を踊ってみた」動画やコメントを募集(10月31日まで)しており、今後は全国版ミュージックビデオ「日本全国つながるスペシャルムービー」の制作を予定している。

講師と放課後アフタースクールのスタッフのみなさん

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