日本の政党政治が岐路に立っている。夏の参院選を経て「多党化」「SNS政治」など新たな政治情勢が生まれ、日本初の女性首相も誕生した。従来の「保守・革新」という対立軸では捉えきれない時代になり、メディアを巡る環境も大きく変化している。
メディアに関する調査研究活動をしている公益財団法人新聞通信調査会は、12月2日(火)にプレスセンターホール(東京都千代田区)でシンポジウム「岐路に立つ日本の政党政治~問われるメディアの立ち位置~」を開催する。参加は無料。
第1部は、ノンフィクション作家の保阪正康氏が「議会政治とメディアは車の両輪、1930年代の挫折は何を教えているか」と題して基調講演。昭和史研究の第一人者が、昭和前期の政治を振り返りながら、現代政治との対比やメディアへの提言をする。
第2部のパネルディスカッションでは、千葉大学大学院教授の水島治郎氏と評論家・荻上チキ氏が登壇。欧州政治に詳しい水島氏は、欧州の多党化と日本の多党化を比較しながら日本政治の行方を考察する。メディアを巡る状況に知見がある荻上氏は、今夏の参院選での新聞やSNSなどメディアが果たした役割について話す予定。コーディネーターは、朝日新聞の政治部長などを務めた林尚行・コンテンツ政策担当補佐役が担当する。
シンポジウムは12時30分開演。15時30分終了予定。申し込みは、会場参加(抽選)が11月18日(火)まで、オンライン参加は事前登録制で11月25日(火)まで新聞通信調査会のホームページで受け付けている。
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