b.[ビードット]

教育現場で働きたい社会人受講生を募集 東京学芸大、神戸親和大などがタッグ

「教員・教育支援人材育成リカレント事業」受講生募集

 

 東京学芸大学(東京都小金井市)は、神戸親和大学(神戸市)、Teach for Japan(東京都渋谷区)とともに、「教員・教育支援人材育成リカレント事業」の受講生を募集している。

 教育分野に特化している東京学芸大、通信教育部で多数の教員採用実績のある神戸親和大、教職免許を持っていない人を学校現場に送り出す就職支援に実績のあるTeach for Japanが手を組むことで、人材不足に悩む教育現場と、教育分野での活躍を目指す社会人との間の社会的需給をつなぐ、としている。

 受講期間は2024年9月下旬~25年1月で、総授業時間は、小中学校での実習を含め145時間。講義はビデオ会議システム「Zoom」によるリアルタイムオンライン形式で行うが、参加が難しい場合はオンデマンド形式で実施する。募集人数は50人で申し込みの受け付けは8月30日午後11時59分まで。

 21年度から文部科学省の委託事業として実施していたが、本年度は委託を受けずに実施するパイロット事業となるため、東京学芸大が受講料の一部を補助。受講生が支払うのは5万円。

 同プログラムは教員免許を取得するものではないが、臨時免許の交付を支援して転職や就職を先行させ、その後、時間をかけて教員免許を取得する手助けをする、としている。教員免許は、神戸親和大通信教育部で取得でき、受講者は入学金などが免除される。受講したプログラムの一部科目を教員免許(幼稚園・小学校)取得のために必要な単位に組み入れることができるという。

 


関連記事

スタートアップ

スポーツ

ビジネス

地域

政治・国際

株式会社共同通信社