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「レタスアート」で生産者の顔、農業の楽しさを伝えたい トップリバーの長野県の畑でアートお披露目と収穫

 食事提供サービスを展開するONODERA GROUPの「LEOC」(レオック、東京)が、畑に葉色の異なるレタスを植えて文字を表現する「レタスアート」のお披露目会を、6月17日にトップリバー富士見農場(長野県諏訪郡富士見町)で行った。

葉色の異なるレタスを植えて文字を表現する「レタスアート」

 「生産者の顔が見える」「農業の楽しさが見える」企画としてLEOCが主催し、今年で6回目。野菜の生産、農業従事者育成などを手掛ける農業法人「トップリバー」(長野県御代田町)、仲卸、カット野菜の製造・販売の「多摩勇代」 (さいたま市)との3社のコラボレーションで2016年から行われてきた。

 今年は4月29日に、トップリバー富士見農場の約1300平方メートルの畑に、約7000株のレタスを植えた。天候にも恵まれて生育が進み、アートも昨年以上にくっきりとした仕上がりに。「With ONODERA GROUP」の文字が畑を彩った。予定通り6月17日に写真撮影と収穫を実施。イベントにはLEOC社員をはじめ、約30人が参加し、農作業に汗を流しながら生産者の苦労に思いをはせるひと時となった。

 収穫されたサニーレタス・グリーンリーフ約7000株は、LEOCが受託運営する首都圏の社員食堂・有料老人ホームのほか、多摩勇代とトップリバーのクライアントにも提供される予定。

 トップリバーの鎌田亮仁さんは、「レタスアートは生産・流通・食事提供というさまざまな担い手が集う貴重な機会。各社との関わりを通じてダイレクトに届くお客様の声に応えられる野菜づくりやラインナップの拡大に一層取り組んでいきたい」。多摩勇代の黒川勇大さんは、「各社の思いとお客様をしっかりつないでいけるよう流通会社としてまい進したい」と意気込みを語った。LEOCの流通子会社「レオックフーズ」の畑裕之さんは、「今後も両者をつなぎ、日本の農業のすばらしさをお伝えできるような企画を模索していきたい」と話した。

トップリバー社員が収穫の仕方を参加者にレクチャーしている様子(左)

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