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北陸新幹線の金沢-敦賀で車両走行試験始まる 福井県に初入線、「芦原温泉駅」で歓迎式典

福井県 「北陸新幹線(金沢・敦賀間)初入線歓迎式典」の様子

 

 2024年3月16日に開業する北陸新幹線の金沢-敦賀の延伸区間で、試験車両による走行が始まり、23年9月23日、福井県の玄関口となる「芦原温泉駅」(あわら市)で初入線歓迎式典が開催された。

 この日、同駅に入線したのは、新幹線軌道・電気総合検測車「East-i(イースト・アイ)」。福井県によると、「East-i」(6両編成)は、東北・上越・北陸・北海道・秋田・山形新幹線で運用されているJR東日本の試験車両。東海道・山陽新幹線の試験車両「ドクターイエロー」とともに、架線や軌道の計測、信号・通信設備の検査などを行う“新幹線のお医者さん”として知られる。

 式典には国会議員や沿線自治体関係者ら約80人が参加。福井県の杉本達治知事は「福井県内に初めて新幹線が入ってきて、非常に感慨深い。100年に一度のチャンスである福井・敦賀開業を確実に県の飛躍につなげていく」と挨拶した。

 延伸開業する金沢-敦賀間は約125キロの区間に石川県内の小松駅、加賀温泉駅、福井県内に芦原温泉駅、福井駅、越前たけふ駅、敦賀駅の六つの新幹線駅が新たに設置される。開業後は、最速で東京-福井間2時間51分、東京-敦賀間3時間8分となる予定だという。

 


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