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給付対象を高校生らにも拡大 交通遺児育英会、月1万円給付

交通遺児育英会

 

 公益財団法人交通遺児育英会(東京都千代田区)は4月から、高校や高専(1~3学年)、専修学校高等課程に在籍する同会の奨学生に、月額1万円を給付すると発表した。

 保護者の要望や新型コロナウイルス不況、物価高騰などの社会経済情勢を考慮した、という。現在3万円の奨学金を貸与されている奨学生の場合、今回の月額1万円給付決定で、3万円のうち1万円が“返還不要”の給付金となる。2023年度は2160万円の給付を見込んでいるという。

 経済情勢の悪化を踏まえ、交通遺児育英会は21年から、大学、短大、高専4・5学年、専修学校専門課程、大学院に在籍する同会の奨学生に対して、月額一律2万円の奨学金給付を開始したが、今回、高校生らにも給付金支援の輪を広げた。

 


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