全国有数のミカン産地・愛媛県は、このほど東京都中央卸売市場大田市場(東京都大田区)で行われた早生(わせ)温州ミカンの初競りで、JAにしうわ(八幡浜市ほか)管内の桐(きり)箱入りの「日の丸みかん(20キロ)」が、最高金額の150万円で競り落とされた、と発表した。
同県によると、愛媛県のかんきつ生産量は年間約21万トンで、国内トップクラス。甘夏や伊予柑(いよかん)、八朔(はっさく)のほか、愛媛県オリジナル品種の「紅まどんな」など、かんきつ品目数は40種以上あり日本一だという。
初競りは11月7日に実施。産地を代表して出席したJA全農えひめの菅野幸雄会長が「今年の愛媛県産温州ミカンは、夏季の高温により糖度、酸度ともに高く、バランスの良い味に仕上がっている」と市場関係者にアピール。県産温州(露地)ミカンの生産予想量は、11万3200トン(昨年比89%)だとしている。