成田空港からカナダのトロント、モントリオール、バンクーバー3空港への直行便を運航する航空会社エア・カナダ(本社カナダ)はこのほど、“色づく秋”のカナダ観光への日本人観光客誘致のため、紅葉の名所が多いカナダ東部への直行便を増強する、と発表した。
カナダの9~10月はシンボルの楓(メープル)の葉が山々を赤や黄色、だいだい色に染め上げる紅葉のベストシーズン。カナダのケベック州ケベック・シティからオンタリオ州のナイアガラまでの南北に流れるセント・ローレンス川、オンタリオ湖沿いの全長800キロは、日本でも「メープル街道」の名で有名。モントリオール北部の丘陵地帯麓、モン・トランブランは、最も早く紅葉を迎えるローレンシャン高原を見渡せるリゾート地として知られている。
トロントから約250キロ離れたアルゴンキン州立公園も紅葉の名所。1983年制定のオンタリオ州最古の州立公園で、面積は7725平方キロメートルと広大だ。公園内には千種以上の動植物が生息、自然観察の場としても楽しめる。
カナダの秋観光を楽しめる東部カナダのモントリオール空港、トロント空港への成田空港からの直行便の飛行時間は約12時間。エア・カナダのワイス貴代・アジア太平洋地区統括支社長は「2022年4月、当初週3便体制で実現した東部カナダへの直行便の運航再開から5カ月が経ち、現在は成田からトロントへ週7便、成田からモントリオールへ週5便の直行便を運航する。今秋、日本と東部カナダを結ぶ直行便は最大週12便運航となる」とコメントしている。