「JR東日本クロスステーション ウォータービジネスカンパニー」(東京都渋谷区)と全国農業協同組合連合会(JA全農、東京都千代田区)は、栃木県のブランドイチゴ「とちおとめ」の果汁を20%使用した飲料「栃木とちおとめ苺」を共同開発し、3月7日に発売する。280ミリリットルペットボトル入りで200円。
JA全農が、日本産の食べ物や日本にエールを送ろうと2019年に誕生させたブランド「ニッポンエール」と、JR東日本のエキナカを中心に販売する「アキュア」のオリジナル飲料ブランド「アキュアメイド」のダブルブランド商品だ。果汁の配合率が高いので、甘みと酸味のバランスがいいとされる「とちおとめ」の特徴が楽しめる、としている。
栃木県で「とちおとめ」は毎年約1.6万トン作られているが、中には日の当たり方による色むらや不ぞろいな形などで生果として流通できないイチゴも生じてしまう。そうしたイチゴは加工用として活用されるが、「栃木とちおとめ苺」も加工用イチゴから作られていることから、食品ロス削減に寄与する、としている。
発売を記念して、3月7日に東京駅と宇都宮駅に、イチゴのイラストを大胆にあしらった「栃木とちおとめ苺」専用の自販機を設置するほか、15~17日に東京駅構内のスクエアゼロで開始される栃木県産イチゴやイチゴ関連商品のフェアでも商品を販売する。