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内覧会ではバックライト(下段)による画像の違いを確認。中央がRGB MiniLED

ハイセンスがRGB MiniLED液晶テレビを満を持して発売 フラッグシップ「RGB UXS」など新ラインアップ発表

生成AIが変える「テレビとの対話」

独自OS「VIDAA」は生成AI搭載でさらに便利に

 

 両モデルの機能面での大きな進化は、独自OS「VIDAA(ヴィダー)」への生成AI搭載だ。これまでのスマートテレビは、単に動画アプリを選んだり、キーワードで検索したりする「道具」に過ぎなかった。しかし、新しいハイセンスのテレビは「会話ができるパートナー」へと変貌を遂げている。

 視聴中の映画について「この物語の背景を教えて」と問いかければ、AIエージェントがストーリーの解説や関連情報を提示してくれる。また、ユーザーの好みを深く理解し、膨大なコンテンツの中から「今、見るべき作品」を提案する。

 さらに、使っていない時のテレビの価値を高める「AIアートギャラリー」も興味深い。ルーブル美術館の所蔵品やゴッホ、モネの名画、さらには現代アートまで1000点以上の高品質な作品を表示可能なのだ。大画面がリビングの壁面を彩る巨大なキャンバスとなり、空間の質を一変させる。

日本市場2位を見据えるハイセンスの躍進

 内覧会の冒頭、ハイセンスジャパンの山本一人副社長は、同社が国内シェア5%未満だった時代から現在までの躍進を振り返った。2025年には業界3位に食い込み、グループ会社であるレグザと合わせれば国内シェアの約半分を占めるまでに成長。そして2026年、単独でのシェア2位確保を明確な目標に掲げている。

 これまでフラッグシップ価格帯は国内メーカーの独壇場であり、海外ブランドが割って入ることは困難とされてきた。しかし山本氏は、「今回のRGB MiniLEDモデルについては、多くの主要店舗での展開が決まっている。店頭で実際にその画質を確認してもらえれば、必ず良さが伝わるはずだ」と自信をのぞかせた。

 アンバサダーには引き続き俳優の横浜流星さんを起用し、FIFAワールドカップ2026の公式スポンサーとしてスポーツマーケティングも強化する。技術的な「Origin」を武器に、ブランドイメージの向上と実利の両面で攻勢をかける構えだ。

 2026年の液晶テレビシーンは、間違いなくこの「RGB MiniLED」を中心に回ることになるだろう。液晶の可能性をさらに高めたハイセンスの挑戦は、私たちのリビングにどのような感動をもたらすのか。その答えは、間もなく店頭に並ぶ実機が証明してくれるはずだ。

 


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