双日(東京都千代田区)、ヤマトホールディングス(東京都中央区)、北九州市、米企業BETAの4者はこのほど、電動航空機による貨物輸送の実用化に向けた共同検証を実施することで基本合意したと発表した。
経済合理性や貨物の搭降載、充電設備など運用、技術両面の検証のほか、北九州空港を拠点にBETA社製の電動固定翼機「ALIA CTOL」を使用した試験飛行を計画している。
ALIA CTOLは、ジェット燃料を使用せず電動で空港の滑走路を離着陸する航空機。積載量560キログラム以上で、航続距離は約400キロメートル以上という。4者は「検証を通じて、物流の脱炭素化や地方・離島向け物流ネットワークの強化など、持続可能な物流網の構築を目指す」としている。