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仕事より余暇重視、国内観光旅行が1位 日本生産性本部が「レジャー白書2024(速報版)」

「余暇活動の参加率上位10種目」

 

 日本生産性本部(東京都千代田区)の余暇創研はこのほど、2023年の余暇活動状況について調査した「レジャー白書2024」(速報版)を公表した。「仕事より余暇を重視する人が多く、国内観光旅行が2年連続で1位だった」などが特徴で、詳細をまとめた「レジャー白書2024」を今年10月に発刊する。


 調査は24年 2 月にインターネットを通じて実施し、全国の15~79 歳の男女3303 人から有効回答を得た。


 仕事(勉強や家事を含む)と余暇のどちらを重視するかを尋ねたところ、65.7%が余暇を重視すると回答。特に「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」の回答割合が「仕事は要領よくかたづけて、できるだけ余暇を楽しむ」「仕事も余暇も」などより多く、“余暇最重視派”が増加しているという。


 余暇活動の参加率は「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」が、前年から約6ポイント増加し、48.7%と2年連続の1位。ただ、コロナ禍前の19年の水準(54.3%)には届かなかった。2位は「外食(日常的なものは除く)」(39.2%)で、前年の4位から順位を上げた。前年2位の「動画鑑賞(レンタル、配信を含む)」は3位に、前年3位の「読書(仕事、勉強などを除く娯楽としての)」は4位と順位を下げた。


 5位は「音楽鑑賞」、6位が「ドライブ」、7位は同率で「映画(テレビは除く)」と「ウオーキング」、9位は「複合ショッピングセンター、アウトレットモール」、10位が「SNS、ツイッターなどのデジタルコミュニケーション」だった。


 将来やってみたい・今後も続けたいとする「希望率」と実際の「参加率」との差を「潜在需要」として算出したところ、1位が「海外旅行」、2位が「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」で、ともに2年連続で1位、2位となった。

 「レジャー白書2024」(速報版)は、日本生産性本部ホームページで見ることができる。

 


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