愛知県大府市はこのほど、市内に子どものための施設「おもちゃ美術館」を建設することを明らかにした。
大府市によると、木製のおもちゃに直接触れながら、遊びと体験を通じて子どもたちの創造力や感性、主体性を育む施設として「芸術と遊び創造協会」が「東京おもちゃ美術館」(東京都新宿区)を運営しており、そのコンセプトを取り入れた同様の施設(姉妹館)が全国に12あるという。
大府市は2023年に策定した「おおぶこども輝く未来応援八策」で「こどものための屋内遊戯施設」の整備方針を決定。計画によると、全天候型の屋内施設で「木製の良質なおもちゃ・木質空間」を整備する。同市に工房が多いバイオリンや、特産のブドウといった特色を生かしたおもちゃも制作する。
25年度に実施設計に入り、現在の大府市デイサービスセンターを改修する形で、27年4月に開館する予定としている。