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社会人の60%が「将来の夢やビジョン」がない スタジオテイルが意識調査、20代は73%が「ない」

 

 ウェブサービス企画・運営などを手がけるスタジオテイル(東京都新宿区)は、運営する情報サイト「みんなの転職『体験談』。」で20代から50代の男女を対象に「仕事における将来の夢やビジョン」についてのアンケートを実施。「夢やビジョンはない」という人が全体で60%、20代では73%に達したなどとする調査結果を公表した。

 調査は2017年3月30日~24年1月25日に、20代~50代の社会人男女300人にインターネットで実施した。

 「仕事における、将来の夢やビジョンがある」と答えた人は40%で、23年以降「ない」と答える人が大きく増加した。回答者からは「将来のことよりもいま現在を大事にしたい」「夢やビジョンを持つ必要性を感じられない」という意見があったという。

 年代別に見ると、20代は「ある」が27%、「ない」が73%で、最も「夢やビジョン」を持っていない世代だった。20代からは「頑張っても税金に全て持っていかれる。将来が見えない」(女性)や、「その日その日に幸せを感じながら生きていきたい。目標や夢も大事だと思うが、意識しすぎると今がおろそかになってしまう気がする」(女性)といった声が寄せられた。

 スタジオテイルは、20代のコメントについて「将来への見通しのつきにくさ、目標達成志向への疑問といった意識が色濃く見られる」と指摘。「これからのキャリアをどう描いていくかについて悩む人、新たな価値観を見いだそうとする人が、この世代に多いことが推測される」と分析している。

 


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