テクノプロの社内カンパニー「テクノプロ・デザイン社」(東京都港区)は、製造業向けに、ノーコードで簡単に人工知能(AI)解析環境を開発できる機械学習自動化ツール「MLFactory」を発売した。パソコンやサーバーにインストールして使うソフトウエア型のパッケージ製品だ。
製造現場に蓄積されたデータをインポートすることで機械学習を自動化する。通常、AI開発ツールはコーディングなど専門的な技術や操作が必要とされることが多いが、同商品は、AIの知識やプログラミングの経験を持っていなくても、マウスのクリックだけで直感的に使えるという。
同商品を導入することで、生産設備や製品の異常を検知し、不要なライン停止を予防して製品の性能を安定化させることができる、としている。
テクノプロ・グループは、日本やアジア、英国などの拠点に約2万5千人の技術者や研究者を擁する日本最大規模の技術系人材サービスグループ。テクノプロ・デザイン社は、グループで最大の社内カンパニーで、大手メーカーを中心に、800超の製造業や情報産業などの研究開発や設計開発の現場で技術サービスを提供している。