高知県は、高知の食と人(県民性)にまつわるエピソードを募集したキャンペーン「高知の食は、つくる人が熱々。人熱々料理」について、このほど入選作品を公表した。
2022年8月24日から12月31日まで、エピソード部門と川柳部門に分けて募集。全412作品の中から県民などの投票により入選作品を決めた。
最高賞の「激熱賞」は、両部門で各1作品。エピソード部門は、魚屋を営む頑固おやじの息子とみられる投稿。同級生がカツオのたたきを買いに来たところ「今日のカツオは刺身で食え!!。タタキなら明日でも食べられる」の一点張り。翌日あらためてタタキを買いに来た同級生は「おんちゃん、刺身美味(おい)しかったちゃ!」と満足顔だったというエピソードを披露した。
川柳部門は「初ガツオ、戻りガツオをケンカする」。高知出身と関東出身の友人2人が「カツオは春と秋どっちがおいしいか」で論争となり、高知出身者の勢いが圧倒していた記憶を詠んだ。
このほか「熱々賞」(各3作品)は、漫画化して掲載している。県は「高知グルメを楽しむ旅行に加えて、“熱い想(おも)いを持った”食に関わる人たちにスポットをあてた旅行で高知を満喫してみてはいかがだろうか」と呼びかけている。