滋賀県は、滋賀の時間の流れや暮らしを体感できる新たなツーリズム「シガリズム」を推進しており、このほど米原市の観光地「ローザンベリー多和田」について情報発信した。
県によると、「ローザンベリー多和田」は、米原市の山あい約1万3000平方メートルの敷地内に、「五感で感じる自然の癒やし」をテーマにしたさまざまな施設が点在している。見どころは「イングリッシュガーデン」で、七つのエリアにバラや宿根草(しゅっこんそう)、サクラ、コニファー、シャガなどを植えた庭が広がっているという。
2023年春、新たなコンテンツとして、英国湖水地方のティーハウスをルーツとするお菓子屋「ファーラーズ」の紅茶と焼き菓子の専門店「TEA PASTRIES(ティーペイストリーズ)」がグランドオープンした。「ファーラーズ」との提携は日本初だといい、紅茶とオリジナルレシピのスコーンや、花をテーマにした焼き菓子を味わうことができる。
また、英国で人気のクレイアニメ(主に粘土を使った人形などをコマ撮りして制作したアニメ)「ひつじのショーン」をテーマにしたウエディングも新たに登場。「ひつじのショーン」の世界観を忠実に再現したエリアで、ショーンと一緒に撮影できるプランや、4月24日までの限定で「いたずらブタのパン作り」体験もできる。
「ローザンベリー多和田」は、北陸自動車道米原インターチェンジから車で約15分のところにある採石場跡地を利用して、庭園を中心とした観光施設としてオープン。滋賀県は「広大な庭園でここでしか味わえない紅茶や焼き菓子を楽しんだり、さまざまな体験したりして『シガリズム』を感じてみては」と呼びかけている。