b.[ビードット]
リニューアルで、より深く複雑で濃厚な味わいになったというサントリーウイスキー「碧Ao」

世界5大ウイスキーをブレンドした「碧Ao」を初リニューアル サントリー、旅をテーマにしたプロジェクトも始動

 世界5大ウイスキーの原酒をブレンドした夢のようなウイスキー「碧Ao」―。サントリーがアイリッシュ、スコッチ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズという世界的なウイスキー産地にある自社蒸溜所の原酒のみをブレンドして2019年に開発した「碧Ao」が、このほど初めてリニューアルされた。

 リニューアル発売に合わせ、サントリーは「旅」をテーマにしたプロジェクト「Be a traveler」をスタート。2026年3月6日、東京都内で公式アンバサダーに起用された山口一郎さん(サカナクション)、くるまさん(令和ロマン)、上田義彦さん(写真家)、吉田玲雄さん(PORTER CLASSIC代表) 長井短(ながい・みじか)さん(俳優・文筆家)の5人が登壇して発表会が開かれた。

公式アンバサダーに起用された(左から)山口一郎さん、上田義彦さん、長井短さん、吉田玲雄さん、くるまさん

◇個性を重ねる

 冒頭、福與伸二(ふくよ・しんじ)チーフブレンダーがリニューアルについて説明した。今回、スパニッシュオーク樽(たる)で30年以上熟成させた超長期熟成の山崎モルト原酒や、8年以上熟成させたバーボン原酒を使用。「熟成の古いものを加えることで、華やかな香りが実現し、各原酒の個性を引き出すことができた」と解説した。

「(開発時に)100を超えるテストブレンドを繰り返した。これまでで最も難しい商品開発のひとつだった」と話す福與伸二チーフブレンダー

  サントリー第5代チーフブレンダーの福與さんは「通常、ブレンドが目指すのは『調和』だが、5大ウイスキーの『個性を重ねる』という新しいアプローチだった」と、それぞれに特徴を持つウイスキーをブレンドする難しさを話した。

◇旅先で「碧Ao」を

 旅先で自由に「碧Ao」を楽しむというコンセプトで始めたプロジェクト「Be a traveler」の公式アンバサダー(First traveler)となった5人は「大人になって行って良かった」という場所を披露。ロックバンド「サカナクション」の山口一郎さんは、熊本の「天草」を挙げた。釣りが好きだという山口さんは、「自分が釣ったタイをすし屋でさばいてもらった時に飲んだウイスキーがおいしかった」と話した。「一つに決められない」という写真家の上田義彦さんは、インドのガンジスとペルーのチチカカ湖だという。

「日本食が好きなので」と旅先で唯一国内を挙げた山口さん(左)と、「朝日があたったガンジス川で碧Aoを飲みたい」という上田さん

 長井短さんは、現地で楽しく舞台に触れた「ニューヨーク」、日本の伝統技術を生かした衣類やかばんなどを手がけるPORTER CLASSIC(ポータークラシック)の吉田玲雄さんは、一緒に事業を立ち上げた父と客船で旅した「大西洋」、お笑いコンビ「令和ロマン」のくるまさんはロケで訪れたという「バングラデシュの島」を挙げた。

(写真左から)長井さんは「碧Aoを持って街の飲み屋で友だちを作りたい」、「旅のお供はストール。旅先の枕にかけると落ち着く」という吉田さん、「バングラデシュの島」のフリップを持ち、ロケの大変さを話す「令和ロマン」くるまさん

5人は今後、それぞれの視点で撮った旅の記録を発信するほか、世界5大ウイスキーのサントリー蒸溜所を訪れる予定だという。

◇答えのないブレンド

 福與さんは「碧Aoはどのウイスキーにも似ていない」と話す。スコッチ、バーボンなど5大ウイスキーのそれぞれの個性を生かすブレンドは“世界初”だといい、「誰もどういう味かイメージできなかった」と打ち明ける。これまでも「碧Ao」のブレンドは少しずつ変えてきたというが、福與さんは「答えはない」と話し、今後もリニューアルを続ける考えを示した。5大ウイスキーの個性をすべて味わえる「碧Ao」がどう進化していくか楽しみだ。

チーフブレンダーの福與さんは「碧Aoのブレンドは新しい試み。今後も変えたい」と話した

 「碧Ao」は700ミリリットルの希望小売価格は6000円(税別)、350ミリリットルは3000円(同)。


関連記事

スタートアップ

スポーツ

ビジネス

政治・国際

食・農・地域

株式会社共同通信社