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タニタ(東京都板橋区)は「令和ビジネスパーソンのランチ事情に関する調査2025」を実施し、「普段のランチ価格の平均は603円で、7割超が栄養より価格を優先していた」などとする結果を、このほど公表した。
調査は2024年12月11、12日に全国のビジネスパーソン20~69歳を対象にインターネットで聞き、1000人の回答を分析した。
「ランチ1回にいくらかけることが多いか」と質問したところ、「500円」(19.0%)、「1000円」(11.8%)、「200円未満」(10.9%)が上位を占め、金額は平均で603円だった。“健康的”“おいしい”“満腹になる”の三拍子がそろったランチ1食にはいくらくらいかけてもいいと思うかに対しては、「1000円」(18.6%)、「500円」(16.9%)、「800円」(12.6%)などで、金額は平均で818円だった。
理想的なランチの特徴について聞くと、1位は「おいしい」、2位が「安い」、3位が「栄養バランスが取れている」だったが、実際に普段食べているランチは、「安い」「おいしい」「短時間で食べ終えられる」の順で、「理想と現実では開きがあり、おいしさや栄養バランスの面で妥協していることがうかがえる」と分析した。
タニタは、今回調査は光熱費や原材料高といった物価高騰によりランチにかかる金額が上昇する中だったことから「栄養より価格を優先している実態が浮き彫りとなった」と指摘。ただ「ヘルシーで味が良く、おなかも満たされるランチには、普段のランチより奮発してもよいと考える人が多いことが分かった」としている。