堺市の鉄炮(鉄砲)鍛冶屋敷(町家歴史館井上関右衛門家住宅)で、第1回企画展「青龍鉾(せいりゅうぼこ)人形のめざめ —200 年の時を超えて―」が10月28日まで開催されている。
堺市は、江戸時代の鉄砲鍛冶の住居兼作業場「井上関右衛門家住宅」を今年3月、町家歴史館として開館。市によると、井上関右衛門家には、屋敷が所在する中浜一丁目(現在の堺区北旅籠町西1丁の一部)の「町」に関わる資料も残されており、地元の祭りに関連する「青龍鉾人形」は、文政7(1824)年に、中浜一丁目に住む人々の寄付でつくられたことが古文書からわかっているという。企画展では、「青龍鉾人形」をはじめ、初公開となる青龍鉾関係の実物資料など14点を展示している。
また、堺市は「青龍鉾人形」がつくられてから 200 年を迎えることを受け、人形修理のためのクラウドファンディングを実施している。