IT企業のキャプテラ(東京都港区)はこのほど、仕事でパソコンを使用する会社員1027人を対象に2023年8月に実施した「世代別DX(デジタルトランスフォーメーション)意識調査」で、「デジタルツール関連の社内研修を受講したことがない人が7割に上る」などとする結果を発表した。同社では、同様の調査を行った他国より受講割合が低く、日本でDXが進まない一因としている。
社内研修受講者は、「会社にお願いして受講した人」が11%、「特に希望していなかったが受講した人」(19%)が合わせて3割。未受講者は70%で「受講を必要と思わない人」は39%となった。キャプテラは「新しいテクノロジーへの従業員の関心の低さ」が浮き彫りになったと指摘。「業務を効率化するためには、ツール導入の研修を行うのが一つの解決策」と強調している。