特許庁はこのほど、「未来の知財は『高専』にあり!」を特集した広報誌「とっきょ」59号を発行した。
59号では、高度成長期に「即戦力の技術者養成」のニーズのもとに誕生した高等専門学校(高専)が「グローバルビジネスのトレンドに沿った教育で注目を集めている」として、先進的な知財教育を行う高専2校を取り上げ、高専の最前線をレポートしている。
「特集1」では、各種コンテストの強豪として知られる香川高等専門学校のインタビューを掲載。同校では、在学中に起業する学生が次々と誕生しているといい、その秘密について同校で産学官連携プログラムや知財教育を長年主導してきた教授と、スタートアップで活躍する教え子たちに話を聞いている。
「特集2」は静岡県の沼津工業高等専門学校のインタビュー。同校は、1962年に開校した国立高専第1期校のひとつで、高専ロボコン第1回大会優勝(2020年の大会では大賞)などの伝統を持つといい、知財教育に関する取り組みについて、同校校長と担当教授が解説している。
このほか、マンガ「知財戦略どうやって取り組んでいるの?」(mediVR)、支援事例紹介「知財支援はINPITにおまかせ!」(アース企画)、職場紹介「突撃!特許庁となりの部署」(情報技術革新室)といった記事を掲載している。
広報誌「とっきょ」は、特許庁ホームページで読むことができる。