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甘みとうまみが詰まったフルーツトマト「トリコ」 よしかファームの自社サイトでも販売開始

よしかファーム 「Trico」(120g)

 

 よしかファーム(島根県吉賀町)は、機能性表示食品として伊勢丹浦和店(さいたま市)の青果ショップで販売している高糖度フルーツトマト「Trico(トリコ)」を自社サイトでも販売を始めた。箱入り1.2キロで4500円、120グラム6袋で3000円。ともに税込み、送料別。

 「トリコ」は土を使わず特殊なフィルムの上で育て、作物の力を引き出す「アイメック農法」を取り入れている。トマト自身が糖分やアミノ酸を作り出し、甘みとうまみが詰まったトマトができる上、土を使わないため、害虫や病原菌、バクテリアなどから守られ、減農薬で栽培できる特徴がある。

 同志社大生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターと共同研究を行い、「トリコ」のリコピン、GABA、クエン酸の高含有を確認し、機能性表示食品登録を目指したという。夏場と冬場でばらつきが多いリコピンは対象から外し、GABAとクエン酸の二つの栄養素で三つの機能性表示食品として登録された。同社によると、生鮮トマトの機能性表示食品登録は国内初。

 伊勢丹浦和店で2022年の売上高は19年比で573%だったという。今年7月12~18日、伊勢丹新宿本店で開催される「島根フェア」でも「トリコ」を販売する。

 よしかファームは、ゴム製品とプラスチック製品を製造する共和ゴム(大阪府枚方市)が農業に参入するため16年に100%子会社として設立した。

 


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