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Z世代は部屋選びにサイトやアプリを利用 ハウスコムが「2023年度“部屋選び”に関する調査」を実施

ハウスコム 「2023年度“部屋選び”に関する調査」

 

 不動産賃貸建物の仲介・管理のハウスコム(東京都港区)は、「2023年度“部屋選び”に関する調査」を実施し、結果を発表した。

 調査は、2022年4月以降の過去1年以内に賃貸物件に引っ越したか、24年4月までの今後1年以内に引っ越す予定があるZ世代の男女587人に対し、4月28日~5月7日、インターネットで行った。Z世代は1990年代中ごろから2000年代終盤までに生まれた世代とされているが、この調査では、調査時点で16~25歳を対象とした。

 まず、Z世代が普段から情報源として利用しているメディアを複数回答で尋ねたところ、「ユーチューブ」(50.1%)、「インスタグラム」(46.8%)、「ツイッター」(43.8%)などSNSを利用している人が多く、マス媒体とされる「テレビ」は44.0%、「新聞」は12.6%だった。

 部屋選びの際に利用したメディアや情報源については複数回答で、1位が「物件検索ができるウェブサイト」(60.5%)、2位が「物件検索ができるアプリ」(31.7%)と、多くのZ世代がパソコンやスマホを利用しており、相談や内見で「不動産仲介会社などの店舗」を訪れたのは19.9%にとどまった。

 一方、部屋選びで物件検索ができるサイトもしくはアプリを利用したことがあると回答した437人に対し、不満に感じることを複数回答で聞くと、「物件の広さがイメージしづらい」(29.3%)、「物件の中身がイメージしづらい」(27.7%)、「物件の周辺環境が分からない」(27.0%)が上位を占めた。

 最近は物件を紹介した動画を掲載するサイトやアプリが増えているが、動画を「参考にした」「参考にしたい」と回答した356人に理由を複数回答で尋ねたところ、「物件の中身がイメージしやすい」(50.0%)、2位「物件の広さがイメージしやすい」(38.2%)と、サイトやアプリへの不満と逆の結果で、サイトやアプリで動画の役割が重要であることをうかがわせた。

 


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