坂本龍馬記念館がグランドオープン 「志国高知 幕末維新博」の第二幕が始動!!<PR>

 高知県全域で開催している観光博覧会「志国高知 幕末維新博」の第二幕が4月21日に開幕した。昨年3月から始まった第一幕は「大政奉還150年」を記念し、高知県全域で歴史資料の展示をはじめ、豊かな自然と食で県外からの観光客をもてなした。第一幕の観光客は過去最高の440万人に達し、全国で龍馬ブームが起きた2010年の435万人を上回った。

 今年は明治維新から150年。桂浜を望む坂本龍馬記念館は新館が完成し本館もリニューアルした。龍馬記念館と高知城歴史博物館の2会場が幕末維新博のメイン会場となり、高知県全域の25会場と共に第二幕を盛り上げる。

■「志国高知 幕末維新博」第二幕のオープニングイベントが開催

平成の薩長土肥連合 左から村岡 山口県知事、尾﨑 高知県知事、三反園 鹿児島県知事、山口 佐賀県知事

 第二幕のオープニングイベントが坂本龍馬記念館で行われ、「平成の薩長土肥連合(鹿児島県・山口県・高知県・佐賀県)」の知事が勢ぞろいした。また、高知県観光特使の島崎和歌子、ビビる大木、三山ひろしなどの特別ゲストも参加し高らかに開幕を宣言した。

 尾﨑高知県知事は「第二幕は大政奉還から少し時代を進めて、明治維新以降の自由民権運動や産業革命など、明治の新しい国を作っていく物語を是非見てもらいたい。そして、その源流となる坂本龍馬やジョン万次郎の人物像や偉業も多くの人に見てもらいたい。高知をさらに盛り上げていきたい」と語った。

 龍馬記念館の入り口付近にある龍馬像の前に「平成の薩長土肥連合」の知事が集結。龍馬の仲介で現代の薩長連合を実現するのが永年の夢だったという尾﨑高知県知事の熱い思いが実現した。鹿児島県、山口県、高知県、佐賀県の知事がガッチリと手を組み、今後も4県で協力し日本を盛り上げていこうと結束を確認。

 「龍馬像の仲介で現代の薩長連合を結ぶのが永年の夢だった。4県で結束して歴史的な大きな役割を果たしてきた。今後も協力していきたい」「4県での取り組みは、効果を実感している。相互に紹介することで観光客も増えてきている」(尾﨑正直 高知県知事※坂本龍馬の衣装)。

 「薩長のシェイクハンドが実現できて嬉しく思う。山口県にも龍馬ゆかりの地、資料たくさんある。維新の歴史は4県が作り上げてきたもの。是非4県をまわって欲しい」(村岡嗣政 山口県知事※高杉晋作の衣装)。

 「鹿児島県では明治維新博で様々なイベントやプロモーションを展開している。土佐と同様に盛り上がっているので是非来てほしい。平成の薩長土肥連合で日本を変えていくんだという意気込みで4県で連携しながらPRをしていきたい」(三反園訓 鹿児島県知事※西郷隆盛の衣装)。

 「4県が未来志向で、それぞれの県が切磋琢磨して世界に売り出していきたい。その中で佐賀県もしっかり役割を果たしていきたい」(山口祥義 佐賀県知事※大隈重信の衣装)。

 4県の知事はこのように語った。

■坂本龍馬記念館がグランドオープン

坂本龍馬記念館の本館
完成した坂本龍馬記念館の新館

 グランドオープンした坂本龍馬記念館では、昨年発見された龍馬が暗殺される5日前に書いたとされる書状をはじめ、高知県が保有などする龍馬の真筆の手紙17通を公開。龍馬の生涯を本物の資料でたどれる日本で最大級の資料館となった。

暗殺5日前、龍馬が中根雪江に送ったと思われる直筆の手紙。「新国家」の言葉を使い、福井藩士の三岡八郎を出仕させるよう中根雪江に懇願する内容
寺田屋事件を龍馬自身が考察し兄の権平に送った手紙。「薩摩藩が龍馬を庇護したことで幕府への対抗を世間に意思表示した。幕府の慌て者が龍馬を襲ったことで、薩摩藩の方向性が決まっていった。薩摩屋敷では小松帯刀や西郷隆盛らが思いがけない幸いと大笑いした」といった内容

 

 新館の常設展示エリアでは長州藩士の木戸孝允(きど・たかよし)=桂小五郎が龍馬に宛てた手紙の原本が展示。この手紙は昨年、古美術商のカタログに掲載されていたものを同館が見つけ鑑定の上、購入した。手紙は長さ2m86cmにもおよび、大政奉還の約1カ月前の1867年9月4日付けで木戸孝允が土佐藩に大政奉還及び倒幕への決意を促す内容となっている。

 手紙には、倒幕を能の「大舞台」に見立て、大政奉還は大舞台の中の「狂言」に見立てられている。狂言(大政奉還)が失敗すれば、大舞台(倒幕)全体が崩れかねないため、大政奉還をしっかりやり遂げること。また、徳川家との武力衝突を想定し、乾退助(のちの板垣退助)と西郷吉之助(西郷隆盛)と一致協力することを強く望んでいると書かれている。

 龍馬はライフル銃千挺とともに、この手紙を土佐の重臣に見せて「長州の木戸孝允が、強い思いを持っているのだから土佐も大政奉還ができなかったら戦争も辞さない覚悟を決めなければならない」と語ったという。本物の手紙だからこそ、一文字一文字から幕末の志士達の覚悟と熱い思いが伝わってくる。

木戸孝允が龍馬に宛てた手紙。倒幕を能の「大舞台」に見立て、大政奉還は大舞台の中の「狂言」に見立てられて書かれている。

■龍馬記念館の本館は子供も大人も楽しめる工夫がいっぱい

 本館のパビリオンでは、「龍馬は何をなした人物か」をテーマに「脱藩・勝海舟との出会い」「薩長同盟」「亀山社中と海援隊」「船中八策と大政奉還」など龍馬の人柄と偉業がビジュアルや体験アイテムで学べる。大人から子供も楽しめる工夫がされ、龍馬を身近に感じられる展示となっている。また、幕末の志士達とその関係性がわかる写真と解説も展示。写真からは幕末の志士達の息づかいが伝わってくるような迫力があり、この時代の歴史をもう一度振り返ってみたくなる。

舵を切ると映像も切り替わる
迫力のある写真も

■咸臨丸クルーズが期間限定で運航

 第二幕の開幕と高知港開港80周年・高知新港開港20周年を記念し、高知新港から桂浜沖を経て浦戸大橋をまわるクルーズ船が4月21日から23日の3日間限定で運航した。クルーズ船の名前は「咸臨丸」。咸臨丸は1860年に浦賀からサンフランシスコ港までの太平洋を渡った幕府の船で、勝海舟が船長、ジョン万次郎が通訳を務め、福沢諭吉も乗船した。アメリカに渡った勝海舟の話を聞いた龍馬はその後、弟子となり航海術を学んだ。

3日間限定で運航した咸臨丸

 咸臨丸クルーズには「平成の薩長土肥連合」の知事と三山ひろしも乗船。咸臨丸の出航に合わせ、高知県出身でNHK紅白出場歌手の三山ひろしが「いごっそ魂」を熱唱。「日本の夜明けを手繰るため 天駆け、海越え。地を奔る」と流れる歌は龍馬の生き様を描いたものだ。雄大な海と快晴の空に届く歌声が、咸臨丸の出航と幕末維新博第二幕の開幕に花を添えた。

 三山ひろしは「咸臨丸に乗って高知の風を直接感じた。すがすがしい気持になり明日に向かっていく力をもらった。海から龍馬像を見て勇気をもらった」と語った。

咸臨丸でいごっそ魂を熱唱する三山ひろし

 咸臨丸から桂浜の龍馬像を見た尾﨑高知県知事は「龍馬は海を見て、遠くを見ている。改めて実感した。土佐の海は雄大な太平洋そのもの。土佐の海も是非多くの人に見てもらいたい」と語った。

■本物の歴史資料からたどる大政奉還と明治維新

 土佐藩からは幕末に坂本龍馬や中岡慎太郎、武市半平太、後藤象二郎などの志士が誕生し、激動の時代の主役となった。そして、土佐藩が明治維新以降も自由民権運動や産業革命に重要な役割を果たしてきた。その源流となる坂本龍馬やジョン万次郎が土佐藩にどのような影響を与えてきたのか。高知県全域で開催されている「志国高知 幕末維新博」で本物の資料から歴史をたどってみてはどうだろうか。

 桂浜に立つ龍馬は今も広い太平洋を眺めている。龍馬の目に今の世界はどう映っているのだろうか。

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