安全でおいしい水が毎日飲めることは、当たり前のことでは決してない。近年、全国各地の地下水や河川で、健康被害が懸念される「PFAS(ピーファス:有機フッ素化合物)」の検出が相次ぎ、国が、2026年度からは水質検査と改善措置を義務化する方針を打ち出した。また、老朽化した水道管や工場排水による汚染も⼀因となり、家庭で使われている“水道水の安全性”への関心が急速に高まっている。このような社会状況の中、フォレストホームサービス(京都市)は「水の日」である8月1日(金)に、自宅で簡単に水質検査ができる「WACOMS(ワコムス)水質検査キット」を自社通販サイトで発売した。
目に見えない有害物質が潜んでいる「飲み水」。同社は、中でも特に除去が難しく健康被害が懸念されている「硝酸態窒素」に着目した。硝酸態窒素は、農業排水や家畜の糞尿、工場排水などに含まれる窒素化合物のひとつで、無色透明のために水に溶け込んでいても見た目では分からない。体内に取り込まれると、特に乳児や妊婦に対して悪影響を及ぼす可能性が指摘されており、世界的にも監視対象となっている物質だという。PFASと⽐較して粒子が小さく、⼀般的な浄水器では除去が困難とされてきた。
「WACOMS水質検査キット」では、試薬を用いたカラー反応により、水に硝酸態窒素が含まれているかを視覚的に確認することができる。検査時間は約3分。同水質検査キットを用いて、実際に検査した動画も公開している。価格は2200円(税・送料込み)。
また、同社が開発・販売する「WACOMS浄水器」は、第三者機関により、PFAS(PFOS・PFOA)を98%以上、硝酸態窒素を99%以上除去することが証明されている。除去の精度は0.0001ミクロンレベル。ph7.2の最適なバランスの⾃然由来のミネラルをプラスすることにより、飲用・料理に最適な「軟水」を作るという。この浄水器と連携することで、水質の検査から安心・安全な飲料水の確保までを、ワンストップで解決することができるとしている。