山善(大阪市)は、安全設計を追求した電気ケトル「湯こぼれ防止温調電気ケトル」と「湯こぼれ防止電気ケトル」を、12月上旬から同社の通販サイト「山善ビズコム」や電子商取引(EC)モール「くらしのeショップ」、全国のホームセンターなどで販売する。オープン価格。
一般的な電気ケトルは、給湯後にふた上部のボタンで注ぎ口を閉める設計になっているものが多いが、閉め忘れる危険性がある。そこで、「給湯レバー」を搭載し、押している間だけ注ぎ口が開き、離すと閉まる仕様にしたことで、倒れてもお湯が漏れづらい、としている。さらにふたの裏面の内ぶたにシリコンパッキンを取り付け、注ぎ口までの流路をふさいだ他、蒸気をふた内部の空間を通して注ぎ口から逃す構造にして、蒸気口からのお湯漏れも防ぐ。
片手でお湯を注げるよう、給湯レバーはふたの上部ではなく取っ手側に付けた。
「湯こぼれ防止温調電気ケトル」は50~100度を5度単位で温度設定できる。50度の湯沸かしは100度に沸騰させてから冷ますより電力量を約67%削減できるという。