3月に北陸新幹線が延伸開業したことを受け観光情報の発信を強化している福井県はこのほど、近年リニューアルした民宿を「おすすめの宿」として紹介した。
国民宿舎「鷹巣荘」(福井市)は8月2日、グランピング施設「VILLA TAKASU」をオープン。施設は2棟で、それぞれ「NOX(黒)」、「ALBUS(白)」をベースコンセプトにデザインし、サウナ、ジャグジー、ミニキッチン、ガーデンBBQ(バーベキュー)スペースもあるといい、「最大の魅力は、プライベート空間から広がる日本海の絶景」とアピールする。
福井県越前町の「越前くりや温泉 料理旅館かねとも」は今夏、最上階の4階をリノベーション。特別フロアを「碧の刻(あおのとき)」と名付け「福井県が誇る伝統工芸品を散りばめた上質な空間に仕上げた」という。
福井県美浜町で3代続く宿「かつみや」は、若狭湾沿岸という立地を生かした改装を行い、海を望むスペースにフロントとカフェスペースが誕生。「穏やかな海を眺めながらコーヒーや紅茶で一息ついたり、朝食を楽しんだりと、若狭湾沿岸ならではの景色が満喫できる」と紹介した。
このほか、老舗旅館をリノベーションし、2023年8月にオープンした「若狭佳日」(福井県小浜市)は、若狭ぐじ(4月~10月頃)や、若狭ふぐ(10月~3月頃)などの料理を推薦。三方五湖の一つ、日向湖(ひるがこ)沿いに位置する民宿「入舟」(福井県美浜町)は、24年プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選で、審査員特別賞「日本の小宿10選」に選ばれたと紹介している。