全国約200社の石材店で組織される全国優良石材店の会(全優石、東京都品川区)は、「2024年お墓購入者アンケート調査」を行い、墓石は「伝統的な和型」よりも「シンプルな洋型」の方が人気が高い、などとする結果を発表した。調査は3月1日~5月31日、全優石加盟店で墓を購入した人を対象にインターネットで実施した。有効回答数は888。同調査は2004年から実施しており、今回が21回目となる。
墓地と墓石を同時に新規で購入したのは、45.3%で、既存の墓地への建立は50.2%だった。墓石を立てた墓地の形態は、新規購入では「民営墓地」が最も多く20.0%、次いで「寺院墓地」(15.3%)、「公営墓地」(10.0%)の順だった。既存墓地への建立の内訳は、「寺院墓地」(20.3%)、「地域や共同体の墓地」(13.2%)、「民営墓地」(8.7%)、「公営墓地」(8.0%)の順だった。
建てた墓の形は、「伝統的な和型」が27.3%だったのに対し、「シンプルな洋型」は52.7%と倍近く、「デザインの墓」(14.5%)、「その他」(5.1%)だった。
墓地取得費用を除いた墓石の購入金額は、150万円以上200万円未満が24.1%と最も多く、200万円以上300万円未満(21.5%)、120万円以上150万円未満(14.6%)が続いた。