全国労働金庫協会(東京都千代田区)はこのほど、全国に13ある労働金庫の2023年度決算まとめを発表した。当期純利益は321億円で前年度比1億円増の0.34%の伸びを示した。
預金残高は1250億円(0.54%)増の23兆848億円。貸出金残高は2811億円(1.83%)増え、15兆5716億円に上った。自己資本比率は0.07ポイント上昇して9.58%となった。
資金運用収益は、貸出金利息や労働金庫連合会からの配当、日本銀行の地域金融強化のための特別当座預金制度による特別付利などが減ったものの、預け金利息や有価証券利息配当金の増加で25億円(1.03%)増となった。資金調達費用は、預金利息の減少などで4億円(5.86%)減少した。
貸出金利回りは0.02ポイント低下して1.20%。預金利回りは前年度と同じ0.03%だった。